癌遺伝子検査

癌になってから苦しい治療をするのではなく、癌になる前に「からだにやさしい予防」により、
がんの発症を未然に防ぐ努力をしましょう。
日本人の3人1人は癌にかかる時代
癌による死亡は一貫して増えています。
厚生労働省によると、平成20年に亡くなった人の死因の第1位は「がん」で、約34万人におよびます。つまり日本人の約3人に1人は癌で亡くなっているということになります。癌による死亡者は40歳代から年齢が上がることにその割合が増え、男性では60歳代、女性では50歳代でピークを迎えています。
今や、あなただけではなく、大切なご家族やご友人にも、いつか直面する病が『がん』だといえるでしょう。
部位別「癌関連遺伝子」主要なもの
・脳腫瘍・頭頸部がん・甲状腺がん・肺がん・乳がん・肝臓がん・白血病・膵臓がん・胃がん・大腸がん
・腎臓がん・膀胱がん・卵巣がん・前立腺がん・子宮がん・皮膚がん
癌は生活習慣病です
癌にかかるのは、親からの遺伝だと思っていませんか?癌にかかる原因は、普段の生活にあります。
「癌にかかるのは防ぎようがない」「癌になったら、諦めるしかない」などと思っていませんか?実は、体の中に癌ができる原因の多くは、普段の生活習慣にあります。
癌にかかる原因のほとんどは親からの遺伝ではなく、わたしたちの日頃の生活習慣にあります。ですから、禁酒や節酒、ストレスの緩和やバランスのよい食事を心がけることで、「癌にかかりにくいからだ」を作ることができるのです。
癌細胞が見つかる大きさになる前に成長を防ぐことが大切
癌細胞は5~20年かけて目に見える大きさに成長します。

これまで、癌細胞は1cmくらいの大きさにならないと検査ができないと言われてきましたが、近年、PETなど検査機器の進歩によって5mm程度の癌も診断できるレベルに達しました。しかし、この大きさになるまで、約5年~20年ほどかかっています。もし、この間に癌の危険性を察知できれば、癌との過酷な闘病を回避できるかもしれません。癌になれば、仕事や日常生活に支障をきたすだけではなく、一般的な癌の治療は手術・放射線照射・抗がん剤の投与で身体的に大きな負担が強いられます。また、癌の治療後も再発の不安を感じる人は多くいます。
では、癌細胞が目に見える大きさになる前に、そのリスクを知る方法はないのでしょうか?実は、「遺伝子検査」という方法があります。まだごく小さな癌細胞でも、血液を調べることで癌にかかるリスクがどの程度のものなのかを分析することができます。まさに“超”早期の癌検査なのです。
この「遺伝子検査」で、“超”早期にご自分の“今”の癌リスクを把握して、癌の発症を未然に防ぐ努力をしましょう。
がんを防ぐ生活習慣を身につけましょう
がんにならないためには、日ごろから心がけるべき生活習慣があります。
すぐに実践してみましょう!!
禁煙・避煙!! | たばこを吸う人は禁煙。 吸わない人は、他人のたばこの煙は出来るだけ避けましょう。 |
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酒は適度に!! | ビールならば1日大瓶1本。 日本酒ならば1日1合程度にしましょう。 |
運動!! | 定期的に運動を続けましょう。 毎日30~60分程度の歩行、週1回は汗をかくような激しい運動も必要です。 |
適度な体重維持!! | 太りすぎ・やせすぎは禁物です。 BMI(体重㎏÷身長m÷身長m)で20~24の範囲内に収まるようにしましょう。 |
野菜・果物を!! | 野菜や果物を、少なくとも1日400gは摂るようにしましょう。 野菜は1日3食、果物は1日1食を目安に摂りましょう。 |
塩分は控えめに!! | 食塩としては1日10gが上限。 塩辛などの塩分の多い食品は、週1回以内にしましょう。 |
熱い飲食物は控えめに!! | 熱い飲み物・食べ物は咽頭や食道などに悪影響を及ぼす場合があります。 少し冷ましてからとるようにしましょう。 |
肝炎ウイルス!! | 肝炎ウイルス感染の有無を知り、感染者は治療を、未感染者は予防の措置を取りましょう。 |
ストレスをためない!! | ストレスをなくすことはできません。散歩、友人と話す、本を読むなど自分なりのストレス解消法を持ちましょう。 |

