投稿日:2015年11月2日|カテゴリ:お知らせ

酸化マグネシウムに関して

酸化マグネシウムは体内を通過する際に水分を吸収する性質があります。
そうして蓄えた水分は腸壁から再吸収されることがないため、便をやわらかくするとともに、便のカサを増して腸に刺激を与える効果があります。
当院でも便秘の患者様に酸化マグネシウムを処方することがございますが、ニュースでは副作用によって死亡例もとりあげられております。
長期間・大量に使用すると高マグネシウム血症になり、呼吸抑制、意識障害、不整脈、心停止、吐き気・嘔吐、口渇、血圧低下、徐脈、皮膚紅潮、筋力低下、傾眠などの症状を起こすことがあります。

当院では安全に内服をして頂くために、定期的に血液検査を実施し血中にマグネシウムが蓄積されていないか確認させていただいた上で処方をしております。また、基準値を超える場合にも連絡させていただいております。