
最近では大学病院をはじめいろいろな病院で、女性患者さんを対象とした、女性医師やスタッフによる女性専門外来が開設されています。私も順天堂大学の女性専門外来の担当医として現在も勤務していますが、相談の内容は多岐に渡ります。
女性の身体特有の悩みはもちろん、男性医師には相談しづらい症状であったり、以前他の病院でいやな思いをしたからといったことまで、とにかく女性医師に話を聴いてほしいという方の思いは様々です。
ライフスタイルの変化も著しく、働く女性も増え、検査やデータ上は異常と判定されないのに、本人はつらいというケースも増えました。
また何か心配なことがあるときに、ひとまず「あの先生に相談してみよう」という医師を探すのも簡単なことではありません。
当院では皆様のパーソナルドクターとして、「まず相談してみよう」と気軽に訪れることができるクリニックを目指しています。
女性専用外来では更年期のご相談も承ります。更年期はどんな人にも訪れ、更年期障害の症状は個人差があるとはいえ、女性なら誰でも経験していくものです。メンタル面含め、総合的にフォローを望まれる方に大学病院の女性専用外来でも多数対応してきた経験を活かしていきたいと思います。
内科・総合診療科・皮膚科・婦人科として対応できるところは応急的な診察を行い、より専門的な診察や検査を必要とするときも、豊富な人脈を活かし、必ずよく知っているドクターにご紹介するというシステムをとっています。
そうすることで、初めて面識のないドクターにかかるときの不安から解放されますし、事前にご相談内容をドクター同士で連絡できますので、診察自体もスムーズにできます。
同じ女性だからこそ理解できる悩みはたくさんありますので、ゆっくりと時間をかけて、どうぞお気軽にご相談ください。
◆ 更年期障害とは?
更年期障害は女性なら誰でも経験する可能性のある通過点とも言える症状です。
更年期障害は、卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲン)が、加齢に伴い分泌量が低下することにより出現します。
その症状は、ほてり、のぼせ、発汗、手足の冷え、倦怠感、肩こり、イライラ、うつ、不眠など多岐にわたります。
平均して50歳のかたを中心に早い方だと40台半ば、おそくとも50代半ばには程度は様々ですがなんらかの症状を自覚される方が多いようです。
◆ 若い女性に増えている「若年性更年期障害」
最近20代、30代の若い女性の間に、「生理が不規則、月経痛が重い、ほてりや手足の冷え、頭痛、だるさ、不眠」などの更年期障害のような症状を訴える方が増えています。
医学的には1年以上無月経が続くと閉経とみなし、43歳以前に閉経を向かえることを早発閉経といいます。
ストレス多く、仕事も男性同様にきつい状況で、最近は若い方にも、ホルモンのアンバランスから更年期障害のような症状が現れるケースが大変増加しており、当院の外来でも「若年性更年期障害 特別外来」を設置しました。
このような方の中には本格的に早発閉経を起こしているケースはまれで、ストレスやタバコ・過激なダイエットなどで一時的に更年期症状がでている場合が殆どです。
◆「若年性更年期障害」を放置してはいけない理由
無月経やホルモンバランスの乱れは長い間放置していると、後に様々な治療を試みても治らなくなる事があり、早めに検査をしてきちんと状況を把握し、必要あれば治療を行うことが大切です。
当院でも院長の問診のあと、血液検査・超音波検査など行い、必要ある場合は関連病院ですぐにMRI検査を受けることが出来ます。そのほか細胞診検査、感染症検査も行う場合があります。基本的に健康保険が適応になります。
◆ 相談しやすいホームドクターにすぐに相談しましょう
放置すると不妊症などにも関わる若年性更年期障害。もしかしてと思ったらすぐにドクターに相談しましょう。

