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2008年02月

 『漢方で免疫力をアップしましょう』『花粉症対策の漢方』


 最近、クリニックに漢方の相談に見える方が多いため、今回から数回に分けて良くお問い合わせのある漢方を中心に解説していきます。

・今回の2月は「生体防御と体力強化」について
・3月は薄着になる季節を前に「ダイエットに効く漢方」について
・4月は「月経前症候群や更年期症候群などの婦人科系」について

このようなコラムを予定しています。


 さて、1月から2月にかけては、インフルエンザをはじめとするウイルス感染症や細菌感染症の大流行時期であり、いくらマスクをしたりうがいをしたりしていても、学校やオフィス、通勤通学中にこのような感染症に感染するリスクが非常に高くなります。
 そこで今回、漢方治療とはどういうものかを理解して頂きやすいように、免疫力・体力アップの漢方を例にとってご説明しましょう。

 日本での漢方医学は、5〜6世紀頃に中国から当時の医学が伝えられたことがその始まりと言われています。
 以前と比べ、最近は大学病院をはじめとする、いわゆる西洋医学の最高峰の医療機関でも、漢方を取り入れ始めて所が増えています。

 漢方の処方には、その方の症状と体質を見極め、その治療も体質改善を目的とする考え方であり、数時間で効いてくるような効果を期待するものではありません。
(ただ、一部には風邪や花粉症で即効性のある漢方もあります)

 当院でも全てを漢方で治療するわけではありませんが、漢方治療がふさわしいと思われる方には積極的に処方しています。

 今回は時期的に免疫力アップ・体力アップを期待できる、補剤について説明します。
 大きな手術や出産などの後、心身ともに低下した状態や、今の時期のように多くのウイルスなどにさらされて免疫が低下した状態を改善し、免疫能をアップさせる漢方を特に補剤と呼んでいます。

 補剤とは、誰もが本来持っている免疫力造血機能消化機能などを引き出すものです。
 人間が本来持っている能力が様々なファクターにより低下しているような場合に、この補剤を飲むことで体内が活性化します。
 体質や症状によって、補中益気湯十全大補湯人参養栄湯など、様々な補剤が使われます。




担当:医療法人社団順幸会 理事長 小林メディカルクリニック新宿御苑 院長 小林暁子


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